Java Silver合格へのカギ!「紫本」と「黒本」の活用法

Java Silver学習者の共通の悩み

Java Silverの学習を始めると、多くの情報に触れて「結局、どれが自分に合うんだろう?」と迷うことがありますよね。特に、定番と言われる

  • 『オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 11』(通称:紫本)
  • 『徹底攻略Java SE 11 Silver 問題集』(通称:黒本)

のどちらを使うべきか、あるいは両方使うべきか、というのは多くの学習者が抱える疑問だと思います。

私も学習を始める前は同じ疑問を抱いていましたが、実際の学習を通して、それぞれの教材の特性を理解し、効果的に活用することで無事に合格を掴むことができました。この記事では、私の具体的な学習ステップとともに「紫本」と「黒本の」役割と最適な活用法を解説していきます。

「紫本」の特徴と活用法:基礎固めと体系的理解

まず、私の学習の土台となったのが「紫本」です。

1:紫本で実際にコードを書いて基礎を勉強

紫本は、単なる問題集ではなく、Javaの基礎知識を体系的に学ぶための教科書としての側面が非常に強いです。私はこの特性を最大限に活かすため、書かれている内容をただ読むだけでなく掲載されているサンプルコードを実際に自分の手で打ち込み、実行結果を確認するという作業を徹底しました。

実際にコードを動かすことで、構文やAPIの動きやエラーが発生する条件などを体で覚えることができます。特にJavaの学習初期段階では概念的な理解だけでなく、体感としてコードの振る舞いを掴むことが重要です。

この時点では、まだ章末ごとに用意されている演習問題には手を付けなくても大丈夫です!

2:紫本の演習問題で理解度を徹底チェック

各単元を学習した後には、紫本の巻末や章末にある演習問題に取り組みました。この演習問題は、その単元で学んだ知識がきちんと身についているかを確認するのに最適です。

私の場合は、各単元の正答率が90%以上になるまで繰り返し問題を解きました。一度間違えた問題は解説を熟読し、なぜ間違えたのか、正しい答えの背景にある知識は何かを深掘りしました。この段階で曖昧な知識を潰しておくことが、後の「黒本」での実践演習に活きてきます。

紫本の演習問題については初見でも比較的解けると思います。(黒本に移ってから「何も分からん、、、こんな細かいことを聞かれるのか、、、」となります笑)

「黒本」の特徴と活用法:実践力と本番慣れ、そして深い理解

紫本で基礎を固めた後、いよいよ実践的な演習として「黒本」に移行しました。黒本は、Java Silverの試験本番に限りなく近い形式とレベルの問題が多数収録されており、実践力を養うのに最適です。

上記の通り、初見では「こんな細かいこと聞かれるのか、、、」となりますし、紫本の演習問題よりも一段階難しくなったかな?と感じました。(あくまでも個人の主観ですが)

ただ、Qiitaなどの技術ブログでもよく書かれていますが、実際の本番では黒本に類似した問題が結構出題されていました。そのため、黒本の問題を完璧にすることが試験合格の一番の近道だと私は思います。

1:黒本の演習問題で問題演習を徹底

まず、黒本の演習問題を2周解きました。

1周目の段階では全然出来なくても、分からなくても、焦らなくて全然大丈夫です。

また、黒本の問題を解き、解説を読む中で少しでも疑問に感じたコードや、なぜそうなるのか腹落ちしない場合はVSCodeを開いて実際にコードを書いて確認しました。例えば、特定のAPIの挙動や例外発生の条件などを、コードを動かして試すことで単に解説を読むだけでは得られない深い理解と納得感を得られます。この一手間が曖昧な知識をなくし本番での確実な回答に繋がりました。

実際にコードを書いてみるというのは紫本でも黒本でも根本は変わらず、とても大事なことですね!!!

2:ラスト1周は不正解履歴がある問題のみ

そして、最後の1周は、これまでの演習で不正解だった履歴のある問題のみをに解き直しました。

ここに関しては苦手分野の最終確認と実際に本番の試験で類似問題が出た場合に迷わず捨てるのか、それとも頑張れば解けるのかを判断するためにも、もう1周した感じです。

体系的に学習する中で分からない問題を捨てることが良いことなのか、悪いことなのかは置いといて「試験に合格する」ための戦略としてはアリなのかなと私は思います。

合格ラインは正答率63%なので、最低80問中51問正解すれば良い訳ですからね。

1~5問くらい捨てたとしても、残り75問を正解すれば余裕の合格なのです。むしろ75問正解して合格するのはめちゃくちゃすごいですからね!!!

3:黒本の模擬試験で本番シミュレーション

黒本には2回分の模擬試験が付属しており、これを活用しない手はありません。私は本番と同じ制限時間で模擬試験に取り組み、時間配分の練習と本番での集中力持続のトレーニングを行いました。(実際、180分ずっと集中し続けるのは大変ですし、人間には不可能です笑)

模擬試験も演習問題と同様に、不正解履歴がある問題がある場合は、解説を読み込み必要であれば実際にコードを書いて確認するというサイクルを繰り返しました。これにより、本番でどのような問題が出ても対応できる自信をつけることができました。

1周目はおそらく全然解けないと思います。それでも焦らなくて全然大丈夫です。(逆に1周目から70%以上の正答率だった場合は自信持ってください。めちゃくちゃ凄いです)

1周目が出来なくても落ち込まず、解説を読み込んで、完璧にしてやりましょう。

<< 実際の黒本学習記録 >>

黒本の学習記録はこんな感じです。

私はスプレッドシートで管理をしており、自分はどこが出来ていないのか、反対にどこは出来ているのかを可視化できるようにしていました。(あえて試験の合格ラインよりも少し厳しく、正答率が65%未満であれば黒文字、65%以上であれば赤文字に設定していました)

見て分かるように2週目でだいぶ正答率が上がっていますね。

ここで重要なのは、

「なぜこの選択肢が正解で、なぜこの選択肢は誤りなのか」

ということを説明できるようになることです。これが黒本の全問題で出来るようになれば絶対に合格できます!!!

紫本に関する学習記録はしていませんでした、、、すみません、、、紫本の模試もやっていません、、、ごめんなさい、、、

「でも受かったからOKです👍」

結論:Java Silver合格には「紫本」と「黒本」の併用がベター

私の学習を振り返ってみると、「紫本」と「黒本」は、それぞれの役割が異なるため、両方を組み合わせることで最も効率的かつ確実に合格へ近づけるという結論に至りました。

  • Javaの基礎から学びたい、体系的に理解したいなら、まずは「紫本」でじっくりとインプットすることを強くお勧めします。手を動かしてコードを書くことで、知識がより定着します。
  • 実践的な問題演習を重ね、本番形式に慣れたい、効率的に合格したいなら「黒本」を徹底的にやり込むことが重要です。特に、黒本のコードも実際に書いて検証することで、単なる暗記ではなく、深い理解に基づいた解答力が養われます。

特にJava学習が初めての方や、Javaという言語を体系的に学びたい方、確実な合格を目指したい方であれば、私の学習法のように「紫本」で基礎を固めて「黒本」で実践力を磨くのが、最もバランスの取れた戦略だと思います。

「時間がない、早く受かりたいんだ!」という方の場合は「黒本」のみでも合格することは十分可能ではあると思いますし、効率だけで言ったら「黒本」のみの方が効率は良いのかもしれませんね。それは人それぞれです。

試験結果について

ここまで語っといて実は合格していませんでした。とならないように、一応試験結果も載せておきますね!

これが証拠です笑

さいごに:Java Silver合格へのエール

Java Silverは適切な教材を選び効果的な学習方法を実践すれば、誰だって合格することが出来ると私は思っています。

学習は地道な作業ですが、一つ一つの知識が繋がっていく喜びや、コードが意図通りに動いたときの達成感は、エンジニアにとってかけがえのないものです。ぜひ、諦めずに学習を続けて、Java Silver合格という目標を達成してください。私の経験がこれからJava Silverの学習を始める皆さんの力になれば幸いです。

一緒に頑張りましょう!!!

櫟原侑祐

 櫟原侑祐

スキル:Java/SpringBoot/Bootstrap/Thymeleaf/HTML/CSS/JavaScript/TypeScript/Angular/MySQL/Eclipse

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